ページ内を移動するためのリンクです

ボールねじの検査方法について教えてください

ボールねじは製作工程中に行なわれる中間検査や製品の完成後に行なう完成検査を経て製品の良否が決定されます。 その場合、合否の判定はJIS規格と図面上に指示された寸法及び公差とKURODAの検査規格で定められた基準によって行なわれます。

主な検査項目は以下の4つに分けられます。

1.検査項目

端末やねじ軸の長さ、端末部の外径、三角ねじ加工部やキー溝加工部などの合否判定、ナット長さや胴部外径、ナットフランジ部の外観、取付部寸法 など・・・図面指示による。

2.外観部の寸法

部品や軸受取付部の半径方向円周振れ、軸受等取付部の直角度、ナット外周面の半径方向円周振れ、ナットフランジ取付面の直角度、ねじ軸軸心の全振れ(ねじ軸全体の曲り具合)
など・・・図面指示による。

測定位置や記号は下図をご覧ください。

3.リード精度

累積代表リード誤差、ねじ部有効長さでの各種変動許容値
など・・・図面指示による

4.作動性

軸方向すきまや予圧の状態、作動性(スムーズに動くか)など・・・図面指示による

各部の取付部精度は幾何公差により姿勢や振れを規格化し各精度等級ごとに許容値が決まっています。
一般的なボールねじでは、下図に示す幾何公差が規定されています。

ボールねじの幾何公差
ボールねじの幾何公差2
bs_013_04.gif

※ 各々の幾何公差の測定基準については当社カタログをご参照ください。

ページ上部へ

ページの終わりです