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ボールねじに必要な周辺要素を教えてください②

今回は、ボールねじを使用する上で必ず必要となる軸受について説明します。 一般的にボールねじに適用される軸受は、下図に示すようなハウジングに組み込まれた状態で使用されます。

ハウジングに組み込まれた軸受け

軸受の種類は、大別するとラジアル軸受とスラスト軸受に分けられその各々に玉軸受ところ軸受があります。
一般的な使用方法のボールねじでは、ボールねじの作動性能を損なわないように主にラジアル軸受の玉軸受が用いられています。
 では、ボールねじのねじ軸を支える上で、どのような形式の軸受を用いるのが良いのかと言うと、ボールねじはアキシアル方向に対して、

 ・力を受けたり推力として力を出すこと、
 ・繰返し動作での位置決めをさせること、
 ・ボールねじ自体の自重を支えること、などから、

ラジアル荷重、アキシアル荷重およびこれらの合成荷重を受けられる軸受を選択する必要があり、そこで選択されるのがアンギュラ玉軸受や深溝玉軸受となるのです。

 上記軸受のねじ軸への配置は、機械装置の運転仕様や求める精度によって取付支持方法が異なりますのでそれにつきましては添付の資料をご参照ください。

添付資料:「ねじ軸への取付支持方法」(PDF)


※表中に『固定』と示されているものがアンギュラ玉軸受けを示し、『支持』と示されるものが深溝玉軸受を示しています。

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