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ボールねじアクチュエータの寿命とは何ですか?

ボールねじアクチュエータは正常な運転を続けていても、ある期間を過ぎるとやがて寿命を迎えます。
ボールねじアクチュエータの寿命は、ボールねじ部・直動案内部・軸受部それぞれのボール転動面に、繰返し応力での疲労により「はくり現象」が生じる始めるまでをいい、上記で「はくり」を起こすまでの時間・距離が最も短いものをアクチュエータの寿命としています。

ボールねじは軸方向荷重のみ受けられるので、直動案内部はそれ以外の垂直荷重やモーメント荷重などを受けもちます。よって一般的には軸方向荷重のみかかるボールねじ部や軸受部に比べ、直動案内部がより早く寿命を迎えるケースが多く見られます。

かけられる荷重はアクチュエータの基本動定格荷重や基本静定格荷重、静的許容モーメントの値が目安になり、当然負荷する荷重が小さいほど寿命は長く、大きいほど寿命は短くなります。
ただし、長寿命を求めるあまり必要以上に大きなサイズのアクチュエータを選定すると、外観寸法が大きくなると共に、価格も高くなりますので、希望寿命を満足する適切なアクチュエータサイズの選定が必要です。

「はくり」による寿命は、技術情報/ボールねじの「どうして寿命がわかるの?」に掲載しておりますのでそちらも併せてご覧ください。

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