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黒田精工株式会社
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写真:ファステックシステム
写真:モータコアなど

「効率よく静かなモータ」。家電、OA機器メーカーが求めてやまない永遠のテーマだ。そして、そのカギを握るのが金型の精度。金型の良否はそのまま製品の優劣につながる。寸法精度を0.05ミリから0.01ミリヘ、と限りなくゼロに近づけようというのが関連メーカーの要望。金型の精度誤差が少ないほどモータは滑らかに回転し音を出さない。モータ音だけでなく、テレビの色彩、プリンターが印字する際の文字の鮮明さにも金型精度が大きく影響するといわれている。こうした精度面でのユーザーニーズや工業界の自動化、省力化にこたえようと開発されたのが、金型内で抜き製品を自動的に組み立てる「ファステックシステム」だ。同システムは、抜き製品を自動的に指定された枚数で積層固着するだけでなく、

  1. 材料鋼板の板厚偏差に対応するため一枚ごとに回転しながら積層する技術
  2. 積層中の製品の穴の径を変化させる技術
  3. 板厚を常にミクロンオーダーで計測して積層高を均一にする技術

など、エレクトロニクスとも深く結び付いた高度な完全自動タイプの金型である。「ファステックシステム」が開発される前は、薄板プレス打ち抜きを含め、積層、計測、カシメ、溶接等、モータコア製造には約10工程を必要とした。それがファステックは一台ですべてをこなすわけだ。このテ-マが76年(昭和51年)に社内で決まったとき、長野工場では金型の技術者五人を投入、開発に当たらせた。
そのチームリーダーとして開発に明け暮れたのが中山孝昭(当時長野工場次長)。最初は積層がうまくいかずにバラバラになったり、うまくカシメられないなど問題点が続出したが、それらがクリアされると今度は精度の追求。ミクロン単位の修正に追われた。中山を初めとする技術陣の苦心の中から改良が重ねられ、技術者として納得できるまでのシステムを作り上げた。
現在は金型の設計製作だけでなくLASER FASTEC金型により製造した携帯電話用振動モータコアなどの極小モータコアをはじめ、デジカメ用モータコア、HDD駆動用モータコア、ハイブリット自動車の駆動用モータコアなど高品質、高精度な精密プレス製品を供給している。

こちらの記事は、1996年2月から同年8月にわたり日本工業新聞に連載されたものに加筆したのです。

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